16日の大冒険が成功して、すっかり気を良くしているkirin。
色々と、オフローダーに近づく準備に勤しんでいた23日の日曜日。天気も上々。
そうだ、お守りを貰いに行こう!
朝昼兼用ご飯を食べながら、そんな事を考えていました。
そうと決まれば即行動。手早く用意して、いざ出発。
の前にエンジンの暖機をしようとセルを回して、って回りません。
きゅる。とも言わない。何で?
確か昨日22日の土曜日はバイク屋さんへ、ヘルメットを貰いに行って、無事に帰って来たのに。
何故だ?
もしかしたらバッテリーが上がってる?kirinが想像できたのは、せいぜいこのレベル。
バッテリーが上がっている場合、きちんと充電出来ているバッテリーに繋いでセルが回ればいいだけだよね?
そのまま自走でバイク屋さんへ行けばなんとかなるはず。という事は充電出来ているバッテリーが必要。
すみません、そのような物は家にはありませんでした。
仕方がないので、JAFさんに電話。
対応の方曰く、今日は混んでます。一時間位お待ち頂けますか?と。
もちろん待ちます。
他に策が無いんですから。
で、待つこと一時間。JAFさん登場!
個人的な意見ですが、JAFさんはいつお会いしても頼もしい感じがします。今回も頼り甲斐がありそうなおじさまでした。
で、状況説明。
おじさま、充電済みバッテリーを片手にバイクに近づきます。
そこでkirinに質問。
バッテリーはどっちに付いてますか?
はい?バイクのバッテリーって?
kirin、ちんぷんかんぷんです。
JAFさん曰く、あちこち開けたくないので、バイク屋さんに訊いて貰えませんか。と。
え〜、今日は試乗会とかあって忙しそうだし、嫌なんだけど…。
というkirinの心の叫びはJAFさんには聞こえないみたいで、ニコニコしながらお待ちです。
仕方がないのでバイク屋さんへ電話してみると、店長さん。神様はお忙しいとの事。
あの〜、セローのバッテリーって、どっちに付いているか、ご存知ですか?駄目もとで質問しました。
答えは、確か右です。無ければ左です。
って…と思ったのはkirinだけでしょうか?
取り敢えず、お礼を言って電話は切り。JAFさんに伝えます。
JAFさん、右からご開帳。有りました。ピカピカのバッテリー。
3月に替えて頂いたばかり。まだまだ綺麗。
JAFさんの診断。充電出来てますね〜。
という事はもっと深刻な話なのかな?
あ〜あ、今日のお出かけは駄目だなぁ。とkirinが諦めた時。
JAFさんが一段大きな声で、しまった!と。
kirin、ちょっとビックリしました。まさか、事態はkirinが考えているより悪いの?
なのに次の瞬間、JAFさんは大笑いしながら、エンジンをかけてました。
何?何?直ったの?
全く解らないkirinにJAFさんが笑顔で説明してくださいました。
バイクには転倒した時とかに使うKILLスイッチというものがある事。
このスイッチをOFFにしていると、エンジンは掛からない。
カバーとかを外す時に手が当たってOFFになる事があるので、気をつけるように。
あの〜、まさか今回は?
と尋ねるkirinに、JAFさん笑顔でOFFでしたよ!と。
誠に申し訳ございません!
kirin駐車場で土下座しました。
そんなkirinにJAFさん曰く、いや〜、私も初歩を見逃してました。kirinさんのおかげで初歩の大切さを改めて感じました。と。
穴があったら入りたい。
もう一度土下座をしながら、次回からは同じ件でJAFさんに電話しないと誓ったkirinです。
で、恥ずかしいし、JAFさんには一刻も早く撤収して頂きたい。と念を送っているのに、JAFさんバイクについて語りだします。
最近、リターンライダーになった事。
昔は鈴鹿で走っていた事。
オフロードも大好きであちこちの林道を走っていた事。
4気筒エンジンの素晴らしさ。
なかでも、4気筒エンジンについてはエラく熱く語ってくださいます。
あの〜、kirinには4気筒エンジンが如何なるものかも解らないのですが…
やっぱり、音が違うのですか?等と解りもしないのに、無理から話を広げるkirin。
4気筒エンジンだけで、20分は語って頂きました。
正直、これで間抜けな呼び出しをチャラにして頂きたい。心の底から祈りましたよ。
多分、祈りが通じたのだと思います。JAFさんは笑顔で缶コーヒーを片手にお帰りになられました。
JAFさんがお帰りなった後、kirinの手に残った伝票には、しっかりと、はっきりと、そこだけ手書きで、
KILLスイッチOFFと書いてありました。
JAFさん、ご迷惑をお掛けして、誠に申し訳ございませんでした!
でもね、伝票は適当に誤魔化して頂きたかったです。
しょぼん。