なかなかオフロードの練習に行かれない。どころか、オンロードにも行かれないkirin。
今日は何故、私がkirinと名乗っているかを説明してみようかと思います。
簡単に言うと一番好きな生き物だから。と一行で言えてしまうのですが…。
今から15年前の2000年8月。kirinは初めて東アフリカにサファリをしに行きました。
一番定番のケニアへ。
ナイロビの空港から保護区へ向かう途中、まだ保護区ではない場所で一頭の雄のキリンが佇んでいました。
畏怖堂々とした佇まいで…。
背景にはビルが見えます。
ちょっと日本ではお目にかかれない景色。しかも、何故だか違和感は感じないのです。馴染んでいる。とでもいいましょうか。
キリンもナイロビの人達も。
こんな事は当たり前、日常の景色だよ、という空気感です。
kirinは大興奮して、ドライバーさんに車の停車をお願いしました。
でもドライバーさん曰く、この先、キリンなんて嫌という程見られるから、先を急ぎたい。と。
少し後ろ髪を引かれる思いはしましたが、彼の言葉に従いました。
さて、保護区のゲートをくぐりました。
いきなり五頭のキリンがお出迎えしてくれたのです。
生まれて初めて間近で見たキリン。
一頭一頭、柄が違う。色合いも微妙に違う。首と脚のバランスも。目の大きさ。睫毛の長さも。
当たり前のことですが、個々に違うのです。
でも、どのキリンも今まで動物園で見たキリンより美しい!
しかも、手を伸ばせば届きそうな距離にいるんです。
今までの人生でこのようにキリンに囲まれた事もありません。
大興奮です!
ゆっくり眺めていたかったのですが、またもやドライバーさんが。
ロッジのチェックインの時間があるから。と。
本日二度目の後ろ髪を引かれる思い。
でもね、サファリに於いてドライバーさんの言う事は絶対です。
何せ周りは危険がいっぱいで、ドライバーさんはお客さんを危険な目に合わせないように、色々気を配ってくださるのですから。
ドライバーさんがエンジンを掛けた、その刹那。
キリン達が物音に驚いて、一斉に駆け出したのです。
あの長い脚でゆったり。
でも、時速にしたら50キロ60キロぐらいは出ているでしょうか。
五頭が一斉に車の周りを抜きつ抜かれつしながら駆けています。
ただでさえ美しい生き物、駆けている姿は、この世のモノとは思えないほど美しいのです。
心が鷲掴みにされました。
多分、相手が人間だったら恋に落ちていたと思います。
というか相手はキリンですが、恋に落ちました!
この日以来、私の中でキリンという生き物が大きなウェイトを占めるようになったのです。
ドライバーさん曰く、ファーストミートは一生続くそうです。
一生!叶わぬ恋です。
1キロほど、キリン達と併走していましたが、やがて彼等は藪の中へ消えて行きました。
これが、私kirinとキリンの出逢いで、kirinがキリンに恋したお話です。
ブログを始めるに当たり、ニックネームネームの必要から、私が真っ先に思い浮かべたのは、キリンです。
ただ、そのままキリンと使うのは彼等の美しさを損なうような気がしたので、kirinとさせて頂きました。
以上、私がkirinと名乗る訳でした。
あ〜。
でも本当はバイクの記事が書きたいです。
全然、走りに行けないんですよね。
しょぼん。