自分の三半規管の真面目さに呆れつつ、昼休みを楽しむkirin。
気付けばレース参加練習の皆さんも、ほぼ全員がお揃いになっていました。
で、皆さん、コースの酷さを楽しくお話されています。
しかも皆さん、かなり泥だらけ。
ちょっと不思議な雰囲気です。
だって皆さん、いい大人。でも、泥んこで、汗だくで、バイクはもっと泥だらけで。
潔癖な方が見たら卒倒しそうな格好です。
でもね、楽しいんですオーラ全開なんですよ。
何度も言いますが、いい大人がです!
何だかいいなぁ〜。
kirinも早くそういう感じを出せるオフローダーになりたいです。
基礎練習で目を回している場合ではありません。
ね、神様、千里の道の2メートル位は進めたのでしょうか?
午後の練習の前に神様から指示がありました。
直線はアクセルを開けて、コーンでクラッチを切って、後輪ブレーキ。
で、片脚をついてコーンを曲がる。
これって!アクセルターンの練習じゃありませんか?
いや〜、神様、覚えてくださっていたのですね〜。
kirin、無謀にもアクセルターンがしたいとお願いしていたのです!
しかも、動作だけ聞くと難しくはなさそう。
単純なkirin、出来た気でいます。
で、実際、練習開始。
撃沈。
難しいです。後輪タイヤがロックすると、ズルズルと滑ります!
そのズルズル加減が毎回違うのです。
ズルズルの時もあれば、ズルズルズルズルの時もあり、ただのズルの時も。
速度と路面のぬかるみ具合とブレーキのタイミング。
なかなか、自分が思っている程度に後輪を滑らす事が出来ません。
ズルズル、ズル?ズルズ…ズルズル。
む、難しい。出来る時と出来ない時の違いが、まだよくわかりません。
にもかかわらず、出来た時に神様がナイスなタイミングで褒めてくださいます。
バレてる。
kirinは褒められると登るタイプです。
このまま、どこまでも登りたい!
しかし、現実はそうそう甘くはないようです。
ぬ、ぬ、ぬ。
でも、どの位していたか解りませんが、最終的には確率8割くらい出来るようになりました。
でもね、8割じゃ駄目ですよね。
バイクは危ない乗物です。いつも10割出来ていても、いざという時に出来ないかも知れません。8割じゃ意味がありません。
奥が深い…
と頭ばっかりで考えているのが、神様には解ったのかも知れません。
次はスラロームしよっか。と。
kirinの脳内を切り替えてくださいます。
という事で、スラローム!教習所の時から大の苦手です。
まずは器用にすり抜けてみました。
神様、…。
静かにコーンの間隔を縮めます。
ぐっ。その間隔では器用にすり抜けるのは…。
kirin、神様にコツを訊いてみました。
神様曰く、リズムと。
リズム、リズム、リズム。
更にアクセルの開け具合を伝授してくださいます。
なるほど、なるほど。
いざ実践。
あ、ちょっと出来た?
2回目、あ、もうちょっと出来た?
3回目、あ、いいかも。
そうだ、復路にアクセルターンの練習もしてみよう。
スラロームとアクセルターン。
一石二鳥の練習⁈
楽しいです。スラロームがこんなに楽しいなんて!
とは言っても完璧に出来ている訳ではないのですが…。
しかし、kirin比的には格段の進歩です。
やれば出来る!
というか、神様の教え方はkirinに合います。
頭で考えがちなkirinに、感覚で教えてくださるのです。
どの位、時間が経ったのかは解りません。
気付けば夕方だったと思います。
神様が戻ろうかとおっしゃるので、皆さんの元へ。
皆さん、既にバイクを洗車して帰り支度を整えてらっしゃいます。
kirinも慌てて帰り支度。
この日、kirinが得たもの。
バイクの起こし方、千里の道の2メートル位、アクセルターンもどき、今更のスラローム。
と文字にすると、大した事ではありませんが、kirinの夢にとっては凄く大きな事のように感じているkirinです。
神様、本当に一日中付き合わせて、すみませんでした。
でも、もし宜しかったらまたご教授ください。
本日はありがとうございました!
kirinのオフロードデビューはこのように終わりました。